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2025.09.05

チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ

1986年、北海道・屈斜路湖を望む美幌峠で「チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ(キタキツネの霊送り)」が行われた。狩猟民であるアイヌの伝統的な考えでは、動物は自らの肉や毛皮をみやげにして人間の国へやってくる。人々は、キタキツネをわが子のように育てると、祈りを捧げ、歌や踊りで喜ばせ、みやげを背負わせて神の国へ送る。不世出の伝承者と言われる日川善次郎エカシが、この珍しい神事を75年ぶりに甦らせる。その入魂の祈りを、アイヌ語研究の第一人者中川裕氏が全てアイヌ語で書き起こし、現代日本語訳をつけた。
(2021年/1986年撮影/日本/105分/16:9/カラー)

【監督】北村皆雄
【語り】豊川 容子
【音楽】豊川容子+nin cup
【司祭者】日川善次郎エカシ
【企画・スチル】堤 大司郎
【監修・カムイノミ対語訳】中川 裕
【制作】三浦 庸子

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