アッバ・オリの一日
エチオピア西南部のコーヒー栽培が盛んなコンバ村。1998年から現地調査でお世話になってきたアッバ・オリは、84歳(2019年2月撮影時点)。いまや村で最長老だ。数年前から足を悪くし、出歩けなくなった。75歳の妻ファトマとともに、病気がちで床に伏せることも多い。裏庭のバナナの下で用を足し、軒下の長椅子に座り、居間でコーヒーを飲み、礼拝をする。単調な時間が過ぎていくだけなのに、アッバ・オリは孤独でも、退屈そうでもない。半径5メートルの暮らしに、子どもや孫、友人たちが訪ねてくる。サルも、虫も、風も、やってくる。さまざまな生命に囲まれた時間。そんなアッバ・オリの過ごす一日をとおして、エチオピアの村の老いの風景をとらえる。人と人とがどう関わって生きていくのか? そんな問いを考えるために。
(2020年/2019年撮影/36分/HD/16:9)
【撮影・編集】松村圭一郎
【編集協力】岡本和樹
東京ドキュメンタリー映画祭2020 特集「映像の民族誌」上映作品
-
監督名松村圭一郎
-
ジャンル居住, 衣服, 食習, 労働, 年齢, 信仰,
-
尺36
-
レンタル価格550
-
制作年2020
-
撮影年2019
-
スタッフ・
キャスト情報【撮影・編集】松村圭一郎
【編集協力】岡本和樹 -
地域エチオピア・ジンマ県
-
コピーライト(C)松村圭一郎
-
動画URL