アラヨの歌〜台湾・蘭嶼のシイラ漁
毎年蘭嶼に、トビウオの季節がやってくると、それを追ってアラヨ(シイラ)が回遊してくる。アラヨは「神様の魚」と信じられている。漁解禁の朝、シイラ捕り名人シャプン・マカラシュ(68)は、手作りの小舟で一人沖に漕ぎ出て伝統のシイラ漁にとりかかった。まず活餌のトビウオを捕まえ、舟を漕ぎながら、「アラヨよ、さあ寄ってきてこの釣り針にかかっておくれ、そしたらお礼にこの若い雄鶏をあげよう」と歌いかける。するとアラヨが海面に飛び上がった。水揚げした後、初漁のシイラは伝統にのっとって丁寧に捌かれ、着飾った妻に厳かに迎えられ、誇らし気に漁師の家の干し棚に飾られる。老漁師の語りのみで伝える詩情あふれる短編。
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監督名アンドル・リモンド
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ジャンル食習, 漁業, 労働, 年中行事, 民謡, 信仰, 芸能, 予兆, 禁忌, 呪術
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尺17
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レンタル価格700
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制作年2006
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撮影年2004, 2005
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スタッフ・
キャスト情報【伝承】シャプン・マカラシュ
【監督撮影】アンドル・リモンド
【制作】北村皆雄/三浦庸子 -
地域台湾, 蘭嶼
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コピーライト©︎VISUAL FOLKLORE INC.
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動画URL