エトノスシネマ

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2020.12.31

【羽黒修験 冬の峰/松例祭】フィールドノート2作品の配信開始

【羽黒修験 冬の峰/松例祭】フィールドノート2作品の配信を開始
2020年の締めくくりに、来たる年の豊穣を祈る「羽黒修験 冬の峰/松例祭」を映した2作品をお送りします。
例年、大晦日に山形県の羽黒山で行われる「松例祭」は、松聖と呼ばれる二人の山伏の験競べの形をとりながら「天下泰平・国土安穏・風雨順時・五穀豊穣」を祈願する壮大な儀礼です。二人の松聖はこれに先立つ100日間、精進潔斎し、五穀を宿した興屋聖への祈願、山内の巡拝といった「冬の峰」の勤行を続けてきました。
100日間の勤行の節目節目を丁寧に追った『羽黒修験 冬の峰』(天野移山監督)
勤行の結願となる大晦日の「松例祭」の儀礼を捉えた『羽黒修験冬の峰 松例祭(しょうれいさい)―結願の験競べ』(北村皆雄監督)
壮大な儀礼をみつめるふたつのフィールドノート映像です。
▶︎『羽黒修験 冬の峰』
(2009年/2007,2008年撮影/51分/天野移山監督)
松聖と呼ばれる二人の山伏の100日間の勤行を記録。五穀が収められた興屋聖と呼ばれる御神体に「天下泰平・国土安穏・風雨順時・五穀豊穣」を祈願し、羽黒山内の聖所への参拝が続けられる。やがて勤行の満願となる大晦日の松例祭(歳夜祭)を迎える。
大聖坊第十三代目、星野文紘(尚文)氏が位上松聖を勤めた年に、フィールドワーカーが撮影した貴重な記録である。
▶︎『羽黒修験冬の峰 松例祭(しょうれいさい)―結願の験競べ』
(2011年/2001,2002年撮影/29分/北村皆雄監督)
大晦日から行われる羽黒修験冬の峰の松例祭は、100日間の修行を終えた松聖が冬の峰結願の日に行う験競べの行事である。験競べは二人の松聖が二手に分かれて行う。烏飛びや兎の神事によって呪力を争う。悪霊を象徴する大松明が争って焼かれ、新年を迎えると国分を行い新しい火をおこす。